機能詳細
Materialise Inspectorをご購入いただいた全てのお客様には、スライスビューアの機能をお使いいただけます。時間のかかる造形層の品質チェックを自動化したいとお考えの方には、3Dプリンタ内カメラの画像を元にエラー検知を自動で行うクオリティモジュールの追加をおすすめしています。
スライスビューア
数々の3Dプリンタメーカーとの協力体制を築くマテリアライズ。造形用ジョブファイル作成のプロと協力し、その分析方法を研究して生まれたのがMaterialise Inspectorです。ジョブファイルを細かく分析できれば、3Dプリント時の徹底的な品質管理が可能になります。
ビルドジョブの品質評価に役立つさまざまなツールを備えたスライスビューア機能は、強力なデータ処理能力が特長。大量のスライスをスクロールする作業もサクサク進みます。各スライスを素早くチェックできれば、造形トラブルの根本原因解明にもつながります。
Materialise Inspectorができること
- 3Dビューを含めた複数のウィンドウを同時に開きながらのスライスチェック
- わかりやすい色分けでスライス、レーザーその他の情報を視覚化
- 造形プラットフォームの表示(グリッドまたは照射エリア)
- 測定機能
- 大量のスライス画像も素早く処理
クオリティモジュール
現在約75%の3Dプリンタには、造形状況を監視できるカメラが内蔵されています。材料を敷くリコーティング前後の画像を比べれば9割のエラーが検知可能になりますが、何千枚もの写真と造形物の元データをひとつずつ比較しながら品質チェックしていくのは至難の業。
造形時の状況を効率的に把握できるクオリティモジュールの画像分析機能は、造形品質の信頼性向上を支援。造形に失敗してしまった場合でも、複数ウィンドウによる多彩な情報の表示でその根本原因を分析。造形に最適なデータづくりのノウハウ蓄積、造形時間と材料の節約に役立ちます。
Materialise Inspectorができること
- 造形失敗を招く要素を簡単操作で検出
- 特定のエラーも閾値の設定で検知
- 複数ウィンドウでスライスやレーザーその他の情報をわかりやすく視覚化
- 分析結果をレポート化して保存
クオリティモジュールの主な特長
- 大量のデータも効率的に分析
- 画像の台形補正などのキャリブレーションや閾値の設定を行い毎回の造形を継続的に分析
- 画像診断の判断基準を定量化
- 造形時の状況を複数のウィンドウやレポート機能で把握、造形成功率を高めるノウハウを蓄積
システム要件や対応3Dプリンタ等の技術的な情報は、次ページをご覧ください。技術情報