チタン製人工衛星用ジョイント部品、金属3Dプリントで66%軽量化

Yui Takahara
11月 28, 2016

人工衛星を軌道に乗せる際、その重量1kgあたりに約200万円もの費用がかかること、みなさんはご存知でしたか?だからこそ、重量最適化は宇宙探査機用のパーツを設計する際の最大の課題。ただし軽ければいいというものでももちろんなく、確かな強度や高い機能性も同時に要求されます。マテリアライズの3Dプリントサービス事業部がヨーロッパで3番目の規模を持つITサービス企業 Atos と共同で挑んだのは、チタン製人工衛星用ジョイント部品の「変革」。複雑な形状も難なく出力できる金属3Dプリントの強みを十分に活かし、新型パーツの重量を旧型と比べ66%削減することに成功しました。

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化石の3Dモデル化で解き明かす、ティラノサウルス進化の新事実

Yui Takahara
11月 25, 2016

通常人体の構造を研究するために使われるソフトウェア「Materialise Mimics」。しかし中にはステファン・ブルサット博士のように、このソフトを人間以外の研究に応用する方も。エディンバラ大学脊柱動物の古生物研究グループのリーダーも努める博士の研究対象は、恐竜の化石。なかでも博士が情熱を傾けるのは恐竜の王とも呼ばれる獰猛な肉食恐竜、ティラノサウルスです。そんな博士が Materialise Mimics で化石を3D可視化して初めて明らかになった、ティラノサウルス進化過程に関する新事実とは?

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瘢痕(はんこん)化した心臓組織を3Dプリント、不整脈のリスクを測る

Yui Takahara
11月 22, 2016

ふたつの病院から成る「ロイヤル・ブロンプトン&ヘアフィールドNHS財団」は、以前から治療に3Dプリントを活用してきたイギリス・ロンドンの国営医療機関。心臓と肺の医療に特化したこの財団では、先日患者の心臓MRIスキャン画像に基づいた心臓モデルの3Dプリントを新たに開始しました。何よりも最も革新的なのは、彼らが心臓の瘢痕(はんこん)部位を可視化して3Dプリントする方法を開発したことです。

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粉末焼結3Dプリント効率化に役立つMagics新バージョンの注目新機能2つ

Yui Takahara
11月 08, 2016

次世代製造業を担う企業が一堂に会するドイツの一大見本市「formnext」には、日本から参加する方も少なくありません。世界の主たる3Dプリント企業が集まるこの展示会には、マテリアライズもブースを構えます。このformnextに合わせ、マテリアライズは業界標準の3Dプリント準備ソフト「Materialise Magics」の新バージョン21を正式発表予定。既にベータテストを開始しているこの新バージョン21では、基本機能だけではなくモジュールもパワーアップしています。新バージョンの正式リリースを前に、今回のブログでは大量のパーツ自動配置で効率的な粉末焼結3Dプリントを実現する「Sinterモジュール」に加わった注目の新機能2つを紹介!

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ベルギー人冒険家、3Dプリンタ製SEIKO Xchangerサングラスをかけ北極へ!

Yui Takahara
10月 24, 2016

北極と南極探検を経た後、極地を旅する果敢な観光客グループを率いるガイドとして働くベルギー人冒険家、ディクシー・ ダンセルコール氏。北極や南極のような過酷な環境で目を守ってくれるサングラスは冒険家にとって大変重要なアイテムですが、珍しい鼻の形をしている彼には、中々合うものが見つけられないのが悩みでした。特に顔とフレームの間に隙間が空いてしまうことは、極寒の地では命取りともなりかねません。そんなダンセルコール氏の悩みを解決したのは、マテリアライズ、SEIKOオプティカル、眼鏡デザイン企業のフート・デザイン・スタジオ三社のコラボレーションにより生まれた、完全カスタマイズ可能な3Dプリンタ製サングラス「SEIKO Xchanger」でした。

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マテリアライズ、日本国内で3Dプリントを用いた医療機器製造を開始

Yui Takahara
10月 18, 2016

近頃はプロトタイプのみならず、最終製品生産への応用も進む3Dプリント技術。カスタム補聴器や3D臓器モデルなど一人ひとり異なる身体の形状に合わせた精巧な機器を製造できるこの技術は、メディカル分野でも重宝されています。世界で強まるこうした流れを受け、マテリアライズは先日、3Dプリントを使った医療機器の製造を日本国内でも開始しました。整形外科・形成外科手術用の治具「サージカルガイド」と各患者の骨を再現したレプリカを3Dプリンターで製造するこの施設。これまで海外で製造していたこれらの機器を日本国内で生産開始することで、納期の大幅な短縮が期待されます。

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2歳女児の先天性心疾患治療 3Dプリンタ製臓器モデルで術前計画支援

Yui Takahara
9月 29, 2016

イギリスに住むミナ・カーンちゃんは、心臓内部の心室を仕切る壁に穴が空いた状態で生まれた2歳の女の子。彼女の患っていた複雑な先天性心疾患は、経験豊富な小児科医にも治療が難しいものでした。そこで医師らは3Dプリンターを用いてミナちゃんの原寸大の心臓を造形。術前に精巧な臓器モデルを手にとり患者の心臓をくまなく確認できたことが、治療の成功につながりました。

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未来の眼鏡は顔面スキャンと3Dプリントでつくる!究極のオーダーメイド眼鏡がマテリアライズとHOYAから誕生

Yui Takahara
9月 23, 2016

眼鏡を日常的にかけている方なら「これだ」と思える眼鏡フレーム探しの苦労をご存知のはず。デザイン、色、着用時の快適さなど、全てを満たすフレームは中々見つけられないものです。更に選ぶ眼鏡フレームの形状によって顔へのフィット感、レンズの角度と寸法、目とレンズの距離が変わり、レンズの機能にまで影響してしまいます。

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最新バイオメディカル・ソフトウェア、無料で体験する3つの方法

Yui Takahara
9月 14, 2016

3Dプリントや3D画像技術処理用ソフトウェア技術がバイオメディカル分野に応用されるようになって久しいものの、実際の導入前にこうした最新ソフトウェア技術についてじっくりと学べる機会は意外と多くありません。今回のブログでは、世界のバイオメディカル・エンジニアに選ばれているソフトウェア「Materialise Mimics」の操作方法から活用事例まで全て無料で学べる3つの方法をご紹介。ご自分の手でソフトウェアを触ってじっくり体験したい方やエキスパートからの指導を受けたい方にも、まずはウェブ上で気軽に情報を集めたい方にも、ぴったりの方法が見つかるはずです。

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大航海時代のオランダ巨大船3Dプリントで忠実再現

Yui Takahara
9月 08, 2016

全長45m 、80丁の銃と420人の船員を擁した17世紀オランダの巨大戦艦「デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン」。「七州連合」を意味するその船名は、7つの自治州の連邦であったオランダ共和国のことを指しています。オランダのデザインスタジオ「&designshop」が引き受けた依頼は、この船の栄光と歴史的価値を伝えるレプリカを3Dプリントで制作するプロジェクト。手作業での大規模模型制作には完成まで1年半ほどかかることも珍しくない中、彼らに残された時間は7ヶ月。時間内のプロジェクト完遂を可能にしたのは、マテリアライズの高度なエンジニアリング技術とソフトウェアでした。

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